いまさらだけど「ホームページは必要なのか?」と迷っているのは、あなただけではありません。
「ホームページって必要なのかなあ」と思いながら、いまだに一歩踏み出せないのは、なぜでしょう?
▶作るのにお金と手間がかかりそう
▶業者へ頼むのも自分で作るのも、難しそう
▶いまいち何の役に立つのかよくわからない
大まかに上記のような理由からではないでしょうか。
結論を言えば、
明確な目的がないならば、何十万円もかけてホームページを作る必要はありません。
ただ、今ホームページがないことで知らないうちに機会損失をしているでしょう。
きちんとホームページの役割や効果について理解すれば、今よりもすっきりホームページを作るかどうかの答えが出るはずです。
【ホームページの必要性】また【必要な理由】をWeb制作のプロとして説明します。
「ホームページは必要なのか?」まだ、ホームページを持っていないあなたを、正しい答えへと導きます。ぜひ最後までお付き合いください。
【結論から】ホームページは必要なのか?
ホームページは必要不可欠だといえます。
現代では商品やサービスを調べるとき、必ずといってもいいほどインターネットで検索します。
ホームページがなければ比較される対象にすら入れてもらえません。
ただし、目的がなく作るのはやめるべきです。
インターネット上には作りっぱなしのまま、何の役にも立たず放置されているホームページがたくさん存在します。
ホームページを持っていない今の状況に特に不満を感じていないなら、
また、ホームページで何ができるのかを理解していないなら作る必要はないといえます。
【メリット⑨】ホームページの必要性
ホームページが必要かどうかを判断するには、やはりホームページで何ができるのかを理解しておかなければいけません。
以下にホームページでできること=得られるメリットをお伝えします。
この中に、「わたしもこういうことがしたい!」と思うものがあれば、前向きにホームページを作ることを検討してもいいでしょう。
①見込み顧客との接点を作る場となる
ホームページは見込み顧客との接点を作る場。やはり最大のメリットはコレでしょう!
(初めにも触れましたが..)多くの人はインターネットで商品やサービスを探しますが、ホームページがない企業は自社の存在や提供価値を知ってもらうことができません。
一方で、ホームページがあれば自社の情報や魅力を伝えることができます。ホームページへお問い合わせフォームや電話番号などを掲載することで、オンライン接点から見込み顧客の獲得も可能になります。
ホームページを制作してもSEO対策が難しく、簡単に集客できないという考え方もあるでしょう。
しかし、自社の企業名、いわゆる指名検索の場合は難しいSEO対策をおこなわなくても検索結果で上位表示される可能性が高いです。それによって自社の情報を検索する見込み顧客との接点を持てるのです。
このように、企業にとってホームページは見込み顧客との接点を作る場となり、商談や契約につなげる機会を逃さないことだけを考えても、その必要性は明らかです。
②ホームページが無い企業は信頼性が下がる
ホームページは企業の信頼性を高める役割も果たします。
存在していることが疑わしい会社やお店と関わりたい人はいませんよね。
検索して何も情報が出てこない企業と進んで取引したい人は少ないでしょう。
名前を検索して何も情報が見つからないお店に足を運ぼうとする人もいないはずです。
多くの人がインターネットで商品やサービスを探しますが、提供する企業の信頼性を確認するために利用されるのが企業ホームページ(コーポレートサイトと言います)。特にBtoBのビジネスではこの傾向が強まります。
以前、ある企業さまから、「融資を受けたいのでコーポレートサイトを至急制作してほしい」と相談されたこともありました。
特にBtoBのビジネスでは、相手の企業にホームページが無ければ安心材料が見つからず、信頼性に疑問を抱いたまま商品やサービスの購入を見送る人も出てくることでしょう。このような機会ロスを防ぐためにもホームページの必要性は間違いなく有ると言えるでしょう。
③低コストで国内や海外へ商圏を広げられる
ホームページは新規制作時こそまとまった費用が必要になりますが、制作後のランニングコストは低く抑えることが可能です。
制作時も企業の名刺代わりとして最低限のホームページを制作するだけならコストを抑えられ、オフラインでの商圏を超えたビジネスを展開することができます。
「Design Tsuki+」が良い例です。地方のWebデザイナーですが、それでも全国から仕事のご依頼をいただけるのはホームページがあるからこそです。低コストで運営しているホームページから受注を獲得できる恩恵は計り知れません。
ホームページは資産。育てていくもの。
ホームページは、売上を生み出し続ける資産として活躍することができます。
しかし、ホームページを作るには大きなお金がかかり、維持費も大変だという声があります。
実際には、最初に大きな費用がかかったとしても、その後はサーバー代が月に1000~2000円ほどかかるくらいです。
ホームページの集客力は持続します。
反応の良いホームページを作ることができれば、月々数千円程度で運用できるため、コスパは非常に良いと言えるでしょう。
例えば、仮に50万円で作ったホームページが毎月10万円の売上を生み出すことができれば、制作費は5ヶ月で回収でき、その後の売上は利益として回収できます。
つまりホームページの制作費は消耗費ではなく投資金だと考えるべきです。
④アクセス解析からホームページ閲覧者のニーズを分析できる
企業がホームページを運営するメリットの一つがデータ分析です。
効果を測定しやすいので改善もしやすい!
よく見られているコンテンツがどれか、毎月どれぐらいのユーザーが訪問してくれるかはデータで明確になります。得られたデータを分析することでユーザーニーズを把握し、よりニーズに沿ったビジネス展開も可能になるのです。
Googleアナリティクスを利用すれば、アクセス数や※お問い合わせの発生率を具体的な数字で把握することが可能です。
※CVRとは、コンバージョン率(Conversion Rate)の略称で、サイトやページを訪れたユーザーが成果地点(例えばお問い合わせ)に到達する確率を測る指標のことです。WEBページの目標を設定する上で重要なマーケティング指標となります。
ヒートマップと呼ばれる方法では、特定のページのスクロール率やよく見られている部分を目に見える形で把握することもできます。
⑤オフラインの営業にも役立てられる
ホームページには会社情報や製品の詳細が掲載されており、商談の際にはノートパソコンやiPadを持って商談先で開くことができます。
また、企業によっては【製品のカタログのようなページを充実させて】というご依頼も少なくありません。
ホームページを充実させることで、資料を抱えて営業先を回る必要がなくなり、身軽に営業活動もできます。
⑥予約を自動化できる
ホームページで予約を受け付けることもできます。
予約システム付きのホームページがあれば、従業員の手作業による予約管理から解放され、業務効率を向上できます。
また、顧客も自分の都合に合わせて24時間いつでも予約が可能なため、顧客満足度も向上します。
さらに、予約システムには予約情報の自動集計や顧客データの蓄積、分析などの機能が備わっている場合が多く、事業の運営改善にも役立つでしょう。
ほとんどの予約システムには無料プランが用意されているので、気軽に試せます。
以下に評判の良い予約システムを簡単にまとめているので、一度試してみてはいかがでしょうか?
⑦ブログを更新できる
ホームページのメリットのひとつで、「更新できる」というのがあります。
最近はブログをホームページの中に設置し、価値のある情報を積極的に発信している会社やお店も多いです。
ホームページでブログを更新することには、以下のようなメリットがあります。
▶価値のある情報を積極的に発信できるため、新規の見込客獲得やブランディングに役立つ
▶臨時の休業日やイベントの告知だけでなく、定期的なコンテンツ提供で読者の興味を引き続けることができる
▶ブログにはコメント機能があるため、読者との対話や意見交換ができる
▶ブログ更新を通じて、ホームページの頻繁な更新ができるため、SEO対策にも効果的である
⑧24時間・365日働いてくれる
ホームページは、営業時間の制約がなく、24時間365日休まずに情報発信やビジネス活動が可能です。
さらに、お問い合わせフォームやネットショップ、予約システムなど、業務を自動化できる機能を備えることで、お客様への対応もシステムが勝手に処理してくれます。
会社やお店の休業期間も、人手不足による業務の繁忙期でも安心してビジネスを行うことができます。
今からの話は実話です。わたしが以前Web担当していた工務店の話です。
そこの会社の代表は経理、Web広報などの事務職の雇用はしていましたが、営業社員の採用はゼロでした。わたしは最初とても驚いたんですが、
「◯◯さん(わたしのこと)がSEO対策してくれるし、反応の良いホームページを作ることができるでしょ?」「だから営業マンはいらないよ。僕1人いれば大丈夫だから!」と言われました。
それほど、ホームページは作り込めば作り込みほど、集客の心配はいらない反応の良いホームページができます。
⑨求職者も応募前に企業ホームページを確認する
企業のホームページは求職者にとっても重要な情報源です。
求人媒体や紹介などで企業に興味を持った求職者の多くは応募前に必ず企業ホームページをチェックします。ホームページには企業理念や事業内容、実績、社風や福利厚生など、求職者が知りたい情報が掲載されていますが、これらは求人媒体では得られない大切な情報ですよね。
ホームページが無ければ求職者に対して自社の魅力や働きがいを伝えることができません。もし求職者が応募を迷っていて、応募前に確認したい情報が得られなかったら応募を見送ることもあるでしょう。
一方、充実したコンテンツがホームページに用意されていれば、求職者に対して自社の魅力や働きがいをアピールすることも可能。応募方法や採用プロセスなどを明確に示すことで応募の敷居を下げることもできます。
求人媒体に求人情報を掲載していなくても、求職者がホームページを見つけて応募する機会が増えると、採用コストの削減にもつながりますね。
このようにホームページは求職者にとっても重要な情報源であり、企業にとっては優秀な人材を獲得するためにも必要性は高いのです。
【デメリット】ホームページを作るときに困ること
企業にとってホームページを運営するメリットが多いいっぽうで、デメリットもゼロではありません。
多くの企業にとって必要性があるホームページの運営はメリット・デメリットを比較するとメリットの方が目立ちますが、デメリットもあらかじめ抑えておきましょう。
管理・運営コストがかかる
・ドメイン代
・サーバー代
・制作費
・更新費
これらのコストはホームページの規模や目的によって異なりますが、特に大きいのが制作費です。
他に継続的に発生するドメイン代やサーバー代、更新費などのコストもかかります。
(考え方としては、家を建てたらその後は必ずコストがかかりますよね。)
制作費について(初期費用)
格安業者へ依頼すれば10万円でも作れるでしょう。
でも、ビジネス用なら質にこだわって作りたいはず。
幅は広くなりますが、個人事業や小さめの中小企業なら制作費の相場は30〜100万円くらいだと思います。
ホームページの制作費用は、売上を回収するための投資と考えるべきです。
ただ、常にうまくいくとは限らず、高いお金をかけてつくったものの何も役に立たなかったという失敗も珍しくありません。
そんな失敗を避けるには、まずホームページを作る目的を明確にしましょう。
それから、その目的を達成するにはどの程度の費用を投じるべきかを考えます。
月額費用について(ドメイン代、サーバー代)
ホームページを維持していくための費用です。
ドメインとサーバーを自前で用意すれば、その費用が毎月かかります。
もし業者へドメインとサーバーの管理を任せるなら、月額管理費、あるいは保守費と呼ばれるコストが発生します。
小規模なホームページなら月に1.5万円くらいが平均でしょう。
ビジネスのベースとなるホームページを正常に管理していくための費用なら1.5万円でも高くはありません。
が、事業規模が小さいと少しのランニングコストでも売上を圧迫するかもしれません。
Web担当者が必要になる
企業としてホームページを運営するからにはWeb担当者が必要です。(通常)
更新を外注する場合でも、Web担当者を用意してホームページの更新を依頼したり、問い合わせに対応したり、ホームページを運営することで発生する業務に対応する必要があります。
また、ホームページを作るには様々な知識が求められます。
例えば、デザイン、マーケティング、ライティング。また付随して、SNS(Instagram)やLINEの運用など…
業者へ依頼する場合でも、要望を伝えるには、頭の中のイメージを言語化しなければいけません。
ホームページへ載せる文章や画像を用意するのも難しそうで、
そんな負担が怖い、という声をよく聞きます。
実際、お金を払って業者へ依頼したあと、思っていたよりも自分でしなければいけないことが多く完成する前に挫折してしまうケースも少なくないようです。
ホームページが形骸化すると信頼性低下につながる
多くの企業にとっては持っておいたほうが良いホームページですが、古い情報やデザインのまま長年放置してしまうと、ホームページへ訪問したユーザーにネガティブな印象を与えてしまいます。
これでは逆効果ですよね。
信頼を損ねないためにもホームページを運営するからには定期的な更新を継続しましょう。
企業ホームページの制作時に検討すること
企業ホームページを制作する際は以下の項目を検討した上で制作に取りかかることをオススメします。
ホームページ制作の目的
はじめに企業ホームページ制作の目的を定めましょう。
コーポレートサイトを持っている状態になれば良いのか、採用強化を狙うのか、継続的にコンテンツを追加して集客強化まで取り組むのか、目的によってこの後の検討事項は大きく変わってきます。
ホームページのターゲット
ホームページのターゲットも定めますが、ここは先ほどの目的が決まると自ずと見えてくる項目。
ここで定めるターゲットに合わせてホームページのコンテンツ/デザイン設計していきます。
ホームページに掲載するコンテンツ
最小コストで最低限の名刺代わりとなるコーポレートサイトを用意するのか、充実したコンテンツを用意したり多くの機能を実装するのか、目的に沿ったホームページを制作するためにしっかりと検討します。
ここは費用面にも大きく影響するポイント。
ホームページ制作費用の相場としては40万~120万が一つの目安になりますが、コンテンツの量と質、実装する機能によっては費用がもっと大きくなることもあります。
制作後のホームページ運用体制
ホームページは、売上を生み出し続ける資産。育てていくものです。
制作しただけで終わらないためにもホームページの運用体制まで事前に決めておきましょう。
簡単な更新のみを制作会社へ依頼するなら兼任者1名で対応できるとか、継続的なコンテンツ制作を内製対応するから専任者が3名は必要だとか、制作後の運用まで検討してから制作に取り掛かりましょう。
【まとめ】ホームページの必要性
初めに知ってもらいたい、ホームページの必要性について説明しました。
企業にとってホームページを活用しない手はありませんので、まだホームページを持っていない、または形骸化している場合はホームページの活用方法を改めて検討し、制作することをオススメします。
最後に..
ホームページ制作の失敗を避けるには、少し値段が張っても提案力に優れた業者へ依頼することです。
提案力に自信のある業者を利用すれば、プロ目線のアドバイスを頼りながら制作を進められるので、Web知識の不足に苦労しなくて済みます。
おまけに制作途中に知識が身についていくことも期待できます。
ホームページが完成する頃には初心者を抜け出しているでしょう。
なお、「Design Tsuki+」では初心者でも安心な【丸投げOKのパーケージプラン】の商品/サービスがとても人気です。
是非、この機会にご検討されてみてください。
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